HOKAのボンダイをお持ちいただきました。


踵のライニングに穴が開き、ヒールカウンターが折れ曲がって足に刺さるようになってしまったとのこと。
HOKAは大体のモデルが、ヒールカウンターが頑丈で履き口にクッションが大量に詰め込まれている為、とても履き心地良く人気のブランドです。比較的新しいメーカーでありながら、ランニングシューズ世界シェアの10%くらいを占めているそうです。

【2024-25年版】世界のランニングシューズ・マーケットシェア(推定)
しかしながら、その履き口のスポンジが災いして、一度でも紐を緩めず無理やり履こうとすると容赦なく履き口が潰れてしまいます。その為、HOKAに限った話ではないですが、靴を履く際は必ず紐をしっかり緩めて靴ベラを使用し履き、踵を合わせたうえでしっかり紐を結ぶ…HOKAがどれだけ良い靴でも、これを守って頂かないと意味がありませんのでぜひ皆さんご注意ください。
本題の修理ですが、折れ曲がってしまったヒールカウンターは完全に元通りにすることは出来ませんので、お客様にご了承頂いた後、熱を加えて出来る限り伸ばし、伸ばしきれない部分は切除しました。(3㎜くらい)


その後、新しいライニングを縫い付け、穴が開いた部分にクッションを足しておきます。ライニングの素材は何でも良いとのことでしたので、当店に在庫があるマイクロスエード(グレー)を使用しました。この素材、耐久性が高くとても良い素材なのですが、黒がありません…後で黒の素材も用意しようと思います。

最後に裏返して貼り付ければ、完成です。


そのまま貼り付けると必ずシワが出来てしまう為、真ん中に切り込みを入れました。が、ぱっと見ても分からないと思います。ヒールカウンターも3㎜しか切除していないので、履き心地もあまり変えずに仕上げられました。
今回の修理はすべり直し(折り返し)+ヒールカウンター手直しで計¥5,500円です。
ご利用いただきありがとうございました!

追記:黒のライニング素材取り寄せました!運動靴に合うメッシュ素材で、ライトグレー色もあります。ただ部分的な修理が出来ないため、必ず履き口全体修理(¥5,500円~)になる点、マイクロスエードより強度が弱い点にご注意ください。

